
韓国で食べる、乗る、買う — 検索しても出てこないこと(2026)
おかずは無料、チップは不要、会計はレジで。韓国の食堂ルール、タクシーアプリの実情、免税還付の仕組みまで。韓国の日常サバイバルガイド。

食堂のドアを開けた。テーブルに座ったがメニューは全部ハングル。壁にタブレットが貼りついている。頼んでもいない小皿が6つ出てきた。食べ終わったが、どこで会計すればいいのか分からない。
慌てなくていい。全部ルールがある。
食堂 — 韓国だけのルール
注文の仕方
座った。メニューがハングルだけ。店員は忙しそう。どうすればいいか。
テーブルにタブレットがあれば楽です。メニューをタッチして数量を選ぶだけ。英語切り替えがある店もない店もあります。なければ写真で判断。ここ3〜4年でソウルの食堂の半分以上がこの方式に変わりました。
タブレットがなければ、テーブルの呼び出しベルを押します。赤いボタンです。押すと店員が来ます。メニューを指さして、人数分の指を立てればOK。韓国語ができなくても通じます。
レジ先払いの店もあります。入口で注文と支払いを済ませて、番号札をもらって座る。フランチャイズやプンシクチプ(軽食堂)に多いパターンです。
おかず(パンチャン)は無料

メイン料理を頼むと小皿が3〜6品ついてきます。キムチ、もやし、ほうれん草のナムル、ちりめんじゃこの炒め物、大根の酢漬け。全部無料。 伝票にも載りません。
空になったら「パンチャン ト ジュセヨ(おかわりください)」と言えば出てきます。Papagoで翻訳して見せてもいいし、空の皿を持ち上げて店員に見せるだけでも伝わります。遠慮は不要。おかわりは無料がルール。 それが韓国の食堂です。
会計はレジで
食べ終わったら立ち上がって、入口近くのレジへ。テーブルで「すみません、お会計」と待つのは韓国式ではありません。
ただし変わりつつあります。タブレット注文の店ではテーブルQR決済に対応しているところも増えています。迷ったらレジに行けば間違いありません。
チップは不要
韓国にはチップの文化がありません。 食堂、カフェ、タクシー、ホテル — どこでも不要です。伝票の金額がすべて。テーブルにお金を置いて帰ると、店員が追いかけてきて返してくれることすらあります。日本と同じ感覚で大丈夫です。
赤いメニューは辛い可能性あり
メニュー写真に赤いものが見えたら辛い確率が高いです。トッポッキ、キムチチゲ、チェユクポックム、タッポックムタン — どれもコチュジャン(唐辛子味噌)やコチュカル(唐辛子粉)がベース。辛いのが苦手なら、テンジャンチゲ(味噌チゲ)、カルビタン、サムゲタン、ビビンバ(コチュジャン抜きで頼める)など、赤くないメニューを選びましょう。
長居しすぎない
特にランチタイムの人気店で気をつけたいポイント。食べ終わって30分以上おしゃべりしていると、少し気まずくなることがあります。外に行列ができていればなおさら。食堂で食べて、カフェに移動して会話を続ける。それが韓国のリズムです。カフェがあれだけ多い理由、なんとなく分かります。
コンビニ — 韓国の24時間キッチン

深夜2時。お腹が空いた。ホテル近くに開いている食堂はない。蛍光灯の明かりが漏れている場所を見つけた。CU、GS25、セブンイレブン、Emart24 — 韓国のコンビニは24時間営業で、フードの質がちゃんとした食事に近いです。
三角キンパ ₩1,200。弁当 ₩4,000〜5,500。カップラーメン ₩1,500。電子レンジで30秒。ピーッと鳴ったら取り出して、店の前のテーブルに座る。湯気が立ち上る。
ビビンバ弁当 ₩4,500、ツナマヨ三角キンパ ₩1,300、バナナ牛乳 ₩1,500。「コンビニ飯がおいしい」は大げさではありません。GS25のキム・ヘジャ弁当とCUのペク・ジョンウォン弁当シリーズはセレブの名前を冠していますが、本当においしい。韓国旅行の隠れた食堂は、コンビニかもしれません。
タクシー — KakaoT vs Uber、本当の数字

「韓国ではUberが便利」という記事をよく見かけます。半分しか合っていません。
KakaoT
韓国タクシー市場の90%。月間ユーザー921万人。ソウルでも釜山でも、だいたい3分以内に配車されます。
英語・日本語・中国語のインターフェースに対応。アプリ自体は外国人でも使えます。問題は決済。 韓国の銀行カードしか登録できません。海外カードは非対応。現金払いを選べば乗れますが、登録時に韓国の電話番号認証が必要です。データ専用eSIMでは登録できません。
Uber(Uber Korea)
ソウルでのシェアは7〜8%。月間ユーザー85万人。2024年3月にUTからUberタクシーにリブランド。海外カードが使え、英語の操作画面に慣れているので外国人のハードルは低いです。
実際のところ:配車が遅い。ソウル中心部でも5〜10分待つことがあります。ソウル以外ではそもそも捕まらないことも。85万人 vs 921万人。ドライバーの数の差が、待ち時間の差です。
「Uberでだいたいカバーできる」は言い過ぎです。ソウル市内でUberが捕まらなければ、道で空車タクシーを手で止めた方が早いかもしれません。
実用的な選び方
| 状況 | おすすめ |
|---|---|
| ソウル市内、海外カードで払いたい | Uber |
| ソウル市内、すぐ乗りたい | KakaoT(韓国番号+現金)または流しのタクシー |
| ソウル以外の地方 | 流しのタクシーまたはKakaoT |
| 空港移動 | リムジンバスかAREXの方がコスパ良い |
K-ride(ソウル市公認タクシーアプリ)もあります。多言語対応で、外国人向けに設計されています。
ショッピング — 免税還付は3つの方法

外国人は韓国でのショッピングで付加価値税10%の還付を受けられます。方法は3つありますが、覚えるのは1つで十分。
1. 即時還付 — これだけ覚えればOK
上限が大幅に引き上げられました。1回100万ウォン未満、合計500万ウォン以内なら、レジでその場から税金が引かれます。最低購入額は₩15,000。会計時にパスポートを見せて「Tax Free?」と聞くだけです。空港で並ぶ必要はありません。
2. 店舗で書類をもらい、空港で還付
100万ウォン以上の買い物、または合計500万ウォンを超える場合。店舗でTax Freeの書類をもらいます。出国時に空港の還付キオスクで書類をスキャン。現金かカードで返金されます。書類をなくしたらアウトなので、しっかり保管してください。

3. ショッピングモール内のキオスク
Global BlueやGlobal Tax Freeのキオスクが大型ショッピングモールに設置されています。その場で還付を受けることもできます。
まとめ:100万ウォン未満なら1番(即時還付)。超えたら2番(空港)。3番はおまけ。複雑そうに見えますが、実際は「Tax Free?」の一言で店員が対応してくれます。
カルチャーサバイバル — 知っておくと楽なこと
ゴミ箱がない

街中にゴミ箱がほとんどありません。本当です。ホットクを買って食べたら、油のついた紙を手に持ったまま3ブロック歩くことになります。韓国はリサイクルを非常に重視していて、リサイクル率は世界トップクラス。ゴミはコンビニで捨てるか、地下鉄駅のゴミ箱を使うか、宿に持ち帰る。小さなビニール袋をひとつ持ち歩くと楽です。
天気を信じるな
韓国の春と秋は気温差が激しい。同じ日に朝5°C、昼20°Cということがあります。夏(6〜8月)の梅雨シーズンには突然の豪雨も。冬は乾燥して、風が刺すように冷たい。
重ね着をして、折りたたみ傘をカバンに入れておく。韓国人のほとんどがそうしています。
大学周辺で声をかけてくる人
弘大、新村、江南駅の近くで、外国人に英語で話しかけてくる人がいます。ほぼ間違いなく宗教の勧誘です。「Do you have a moment?」から始まります。興味がなければ「No, thank you」と言って歩き続ければ大丈夫。危険ではありません。時間を取られるだけです。
トイレの心配は不要
韓国の公衆トイレはおおむね清潔です。ウォシュレットの設置率も高い。地下鉄駅、デパート、コンビニ — どこでも使えます。ヨーロッパのようなコイン式の有料トイレはありません。日本と近い感覚で問題ありません。
営業時間
カフェは8:00〜22:00が一般的。食堂のランチは11:00〜15:00、ディナーは17:00〜21:00。コンビニは24時間。デパートは10:30〜20:00。月曜定休の食堂がけっこうあります。Naver Mapで事前に確認すれば空振りを防げます。
緊急連絡先
| 用途 | 番号 | 備考 |
|---|---|---|
| 警察 | 112 | |
| 消防・救急 | 119 | |
| 観光案内ダイヤル | 1330 | 24時間、韓/英/日/中 |
1330は外国人旅行者のための番号です。道に迷った、ぼったくられた、タクシー運転手と意思疎通ができない — 電話すれば韓国語・英語・日本語・中国語で通訳までしてくれます。24時間対応。タクシーの中で運転手にスマホを渡せば、1330のオペレーターが目的地を通訳してくれます。韓国でいちばん使えるかもしれない電話番号です。
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韓国はシステムの国だ。おかずは無料で、チップはなくて、コンビニは24時間で、地下鉄は2分おきに来る。最初の2日は戸惑う。タブレット注文がぎこちなく、レジの場所が分からなくて、ゴミ箱を探してキョロキョロする。3日目から体が覚えてくる。空のお皿を持ち上げておかわりをもらい、レジまで歩いて会計して、コンビニの袋にゴミを入れる。ルールさえ分かれば、これほど過ごしやすい国はそうない。
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